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本「羅生門」 芥川龍之介

★★★★☆

国語の教科書で読んだ羅生門、今更ながら無性に読みたくなって図書館で借りてみた。

職を失い途方にくれた1人の男が、盗っ人になるか 飢え死にするかを悩んでいた。
盗っ人になる勇気のない男は羅生門で一夜を過ごそうと梯子を登った先に、死人の髪を抜く老婆に出会う。
男はその行為に激しい憎悪を抱き、老婆を追求すると、老婆は「この死体は生前に悪行を働いていたのだから、私が同じような仕打ちをしても許してくれるはずだ」と。
その話を聞いた男の憎悪は、盗っ人になる勇気に変わり、老婆の衣を剥ぎ取って去っていった。

人間のエゴをなんとも分かりやすく描いた話。
悪いことはダメ、と正義感・誇りを持っている人であっても、自身の生き死にが関わると悪を正当化しないといけないこともあるのだろうか。
お金がなくなると人は変わる、とよく言うもので、そんな人を哀れと思うのは、自分が恵まれた環境にいるからなのだと思う。
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映画「バーレスク」

★★★★☆

結婚式二次会で踊ったバーレスク。
ようやく本物を見ました(笑)

クリスティーナ・アギレラ扮するアリの歌唱力たるや、流石と言わざるを得ないほど圧巻。
ミュージカル好きにはたまらない!

田舎娘のサクセスストーリーがありきたりなんだけど、歌とダンスがあるから飽きずに見ていられる感じ。恋愛要素はちょっとお粗末かしら?

華やかな舞台、官能的なダンス、魅力的な女性たち。
エンターテイメントとしてみる価値あり!

すごい会議

本「すごい会議」大橋禅太郎 ★★☆☆☆

会社での会議中、「なんて非生産的なのかしら。この時間、無駄だなー」と思うことがある。
会社に限らず、話し合いをする時に、よく感じる。
そんな会議を生産的に、効率的に仕上げるための手法をまとめた1冊。

一番大事だと感じたのは、意見の際に「無駄なコメントの交換はしない」ということ。
そのダラダラしたコメントに、大抵の時間を取られている。

仕事は時間と質が大事!
ということで、とりあえずプロセスを残しておこう。
当たり前のことじゃん!と思っていても、実行に移している人はなかなか少ないんじゃないかな?
ひとまず、来週の会議から、実践してみよう。


■ルール
・何かを発表する際は、まず1人1人が紙に書き、順番に1つずつ発表する。
 (=人の言うことに影響されずに、意見を発表できる。参加しているという意識ができる)
・意見する際は「コメント」ではなく、「明確化のための質問」「代替案の提示」「リクエスト」の3つに絞る
・クレイジーアイディア大歓迎!

■まず
・「今うまくいっていること」を3つ以上挙げる
 (=前向きな雰囲気ができる)
・「この会議で達成したいこと」を明確にする

■議題について
・「問題や懸念点」で最も重要と思うことを、2,3挙げる
・その問題や懸念を、「どのようにすれば~~できるか?」の疑問文に置き換える
 ex:「現行の製品が売れていない」⇒「どのようにすれば製品が売れるか?」
 (=できない説明ではなく、解決策を考えるようになる)
・さらにその文を、「これが起こったらいいな~」と思うような文章にする
 ex:「どのようにすれば宮崎一魅力的な製品として売れるだろうか?」
 (=もっと答えを考えたくなる)
・先に挙げていない「言わなかった問題、言えない問題」は何か?
 ex:「製品が売れていないのではなく、製品そのものがカスだ」
・同様に、「どのようにすれば~~できるか?」に置き換えて深堀りする
 (問題の本質が見えてくる)

■戦略をたてる
・「達成したいこと」について「X年Y月Z日までに~~(測定可能なこと)を達成することによって~~(精神的意味合い)となる」で挙げる
・「それを成し遂げるために、何をマネージすればいいか」を挙げ、いくつかのグループに分ける
・「誰がどの部門を主に担当すれば、最も効果的に達成できるか」
・自身の部署で、「X年Y月Z日までに~~を達成する」「X年Y月Z日までに、他部署に~~をリクエストする」を挙げ、コミットメントリストを作る。
・会議の終わりに
 いまから1ヶ月以内に自分の起こす、一番大きなインパクトは何か」を発表する

■実行
・コミットメントリストを定期的にチェックする
 「スケジュール通りに終わるか?でないとすれば何日遅れるか、早まるか?」
・問題にぶちあたった時は?
 全員で現状(データ・事実・何が起こったか?何が観察できるか?)把握
 ⇒提案、代替案を検討する
 ⇒いつまでに誰が何をするのか、を明確にする

■お祝い
・達成できたら小さなことでもお祝い

映画「博士の愛した数式」

★★★★☆

登場人物1人1人が、本当に思いやりに溢れている。

たった80分しか記憶をとどめておくことのできない博士とコミュニケーションを図るため、
家政婦の深津絵里は数字を介して距離を縮めていこうとする。
息子の√ルートは、博士を本当によく理解していて、
大人子ども関係なく、友達としての絆をつむいでいく。

数学の謎が1つ解き明かされても、私たちの生活になんの影響もない。
けれど、オイラーの公式や直線といった数学を、自分の人生に当てはめている博士に、ロマンを感じる。
博士は、哲学者ね。すてき♡

博士と家政婦が初めて出会った日、博士は彼女に誕生日を聞く。
2月22日。
その数字は、博士の時計に刻まれている284と友数愛だと言う。
220と284の約数の和は、それぞれの数字になっていて、
博士は彼女に「私たちは友数愛でつながっている!」って言うの。
そして、翌日会う度にまた、同じ質問をする博士。

そして博士が一番愛した数式は、オイラーの等式。
eとπと虚数の i 、一見交わる事のない無限に続く3つが、1を足すことで0に集約する。
それが、博士と家政婦さんとルートに重なった。

けれど、どんなに3人が楽しそうに過ごしていても、次の日にはすべてを忘れてしまう博士。
そう思っただけで、1つ1つのやり取りが急に愛おしく見えてくる。

博士に「この紙に直線を書いて」と言われた家政婦は、
一本の線をひく。
その線には、はじまりと終わりがある。
でも本当の直線は右も左もどこまでも続いていて、それを紙の上に表すことはできない。
その書き表すことのできない長い長ーい線は、目に見えないだけで、心の中にちゃんとある。
博士は、80分しか記憶を保つことができないけれど、
心の中ではどの80分も全部繋がっていて、だから今この瞬間が大事なんだ!
そう訴えかける家政婦の言葉が胸に刺さった。

惜しかったのが、
息子の物分かりが良すぎるところや、80分の切れ目が一切描かれない点。
そしてイマイチ義姉を好きになれなかったところ。

それ以外は、お涙頂戴感も一切なく、
純粋にあたたかい気持ちになれる、これぞ日本の繊細さ、とも言うべき映画でした^^

映画「ベイマックス」

★★★★☆

なんて愛らしいキャラクターなの、ベイマックス❤️
キャラものは全然好きじゃない私ですが、初めて抱きしめたい!一緒にいたい!と思えたキャラクター。
はーー、癒された♡

ストーリーとしては、ありがちな話。
だけど、スピード感のある展開と 夢のある科学とクスッと笑えるベイマックスのユルさが、観てる人を飽きさせない。

何より、お兄ちゃんの存在があってこそのイイ話だったと思う。
弟想いで、頭も良く、勇敢なお兄ちゃん。惚れてまうやろーー(ノ∀`*)
ベイマックスに写るタダシの映像がまた泣かせるんだな、これ。
あんなお兄ちゃんが欲しい。

最後に自分を犠牲にしてヒロを助けるベイマックスのシーンも、涙目ウルウル。

どうしても主人公のヒロを好きになれないけど、ベイマックスとお兄ちゃんのおかげで★4つ!!


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プロフィール

HN:
あんこ
性別:
女性
職業:
営業
趣味:
ダンス
自己紹介:
考える力がほしい。本気になれる力がほしい。感性豊かな人になりたい。すべてを包容できる人になりたい。思うばかりでは、叶わない。そんな人間。