忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

安楽死

「安楽死のためにスイスに渡航する人が、5年間で611人に」

そんなニュースに違和感を覚えた。
例えば、
日本では安楽死が許されていないから、とスイスに渡航して安楽死に臨む日本人。
それって「自殺」扱いってことだから、何も言われないのかな。
あぁ、もやもやする。

安楽死に賛成か、反対か。
どちらかと聞かれたら、私は「賛成」。
本人の意志がそこにあれば、それでいいじゃない。
たとえ延命治療を続けても、本人は病に苦しみ、チューブだらけの体で植物状態と呼ばれ、
まるで生き地獄のように、時間をかけて死に向かう。
そんな体験をしたことがないから、
安楽死したいって思う人の気持ちを100%理解することができないけれど、
その状況を想像しただけでもゾッとする。
 
実際に積極的安楽死を認めている国はいくつかある。
スイス、アメリカ(オレゴン州、ワシントン州)、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク
オランダなんてサービスとして「安楽死クリニック」ができちゃったくらい。

じゃぁ一体、何故日本では安楽死が法的に認められていないのか。
健康な人が自ら命を絶つような、自殺大国のくせにね。

命の価値が軽視されるから?
残された人たちが悲しむから?
第3者が手をかけることになるから?

どれもしっくりこない。
命の価値を軽くみるなというなら、その人の尊厳や苦しみは軽視されてもいいの?
残された人たちの悲しみを救う代わりに、本人は絶望の中を生き続けなければならないの?
手をかけたくない医者がいるならば、安楽死を積極的に薦めている医者がやればいい。

他者による作為的な「安楽死」が増えてしまうリスクがあるけれど、
やりようはいくらでもある。

人は生き方を選べても死に方を選べない。
そんな世界は辛いなぁ。

なんて、とりとめもないことを考えながら。
PR

カウンター

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

最新コメント

[03/19 アン]
[03/16 NONAME]
[03/10 アン]
[03/09 リラックマ]
[03/07 アン]

プロフィール

HN:
あんこ
性別:
女性
職業:
営業
趣味:
ダンス
自己紹介:
考える力がほしい。本気になれる力がほしい。感性豊かな人になりたい。すべてを包容できる人になりたい。思うばかりでは、叶わない。そんな人間。