映画「博士の愛した数式」
★★★★☆
登場人物1人1人が、本当に思いやりに溢れている。
たった80分しか記憶をとどめておくことのできない博士とコミュニケーションを図るため、
家政婦の深津絵里は数字を介して距離を縮めていこうとする。
息子の√ルートは、博士を本当によく理解していて、
大人子ども関係なく、友達としての絆をつむいでいく。
数学の謎が1つ解き明かされても、私たちの生活になんの影響もない。
けれど、オイラーの公式や直線といった数学を、自分の人生に当てはめている博士に、ロマンを感じる。
博士は、哲学者ね。すてき♡
博士と家政婦が初めて出会った日、博士は彼女に誕生日を聞く。
2月22日。
その数字は、博士の時計に刻まれている284と友数愛だと言う。
220と284の約数の和は、それぞれの数字になっていて、
博士は彼女に「私たちは友数愛でつながっている!」って言うの。
そして、翌日会う度にまた、同じ質問をする博士。
そして博士が一番愛した数式は、オイラーの等式。
eとπと虚数の i 、一見交わる事のない無限に続く3つが、1を足すことで0に集約する。
それが、博士と家政婦さんとルートに重なった。
けれど、どんなに3人が楽しそうに過ごしていても、次の日にはすべてを忘れてしまう博士。
そう思っただけで、1つ1つのやり取りが急に愛おしく見えてくる。
博士に「この紙に直線を書いて」と言われた家政婦は、
一本の線をひく。
その線には、はじまりと終わりがある。
でも本当の直線は右も左もどこまでも続いていて、それを紙の上に表すことはできない。
その書き表すことのできない長い長ーい線は、目に見えないだけで、心の中にちゃんとある。
博士は、80分しか記憶を保つことができないけれど、
心の中ではどの80分も全部繋がっていて、だから今この瞬間が大事なんだ!
そう訴えかける家政婦の言葉が胸に刺さった。
惜しかったのが、
息子の物分かりが良すぎるところや、80分の切れ目が一切描かれない点。
そしてイマイチ義姉を好きになれなかったところ。
それ以外は、お涙頂戴感も一切なく、
純粋にあたたかい気持ちになれる、これぞ日本の繊細さ、とも言うべき映画でした^^
登場人物1人1人が、本当に思いやりに溢れている。
たった80分しか記憶をとどめておくことのできない博士とコミュニケーションを図るため、
家政婦の深津絵里は数字を介して距離を縮めていこうとする。
息子の√ルートは、博士を本当によく理解していて、
大人子ども関係なく、友達としての絆をつむいでいく。
数学の謎が1つ解き明かされても、私たちの生活になんの影響もない。
けれど、オイラーの公式や直線といった数学を、自分の人生に当てはめている博士に、ロマンを感じる。
博士は、哲学者ね。すてき♡
博士と家政婦が初めて出会った日、博士は彼女に誕生日を聞く。
2月22日。
その数字は、博士の時計に刻まれている284と友数愛だと言う。
220と284の約数の和は、それぞれの数字になっていて、
博士は彼女に「私たちは友数愛でつながっている!」って言うの。
そして、翌日会う度にまた、同じ質問をする博士。
そして博士が一番愛した数式は、オイラーの等式。
eとπと虚数の i 、一見交わる事のない無限に続く3つが、1を足すことで0に集約する。
それが、博士と家政婦さんとルートに重なった。
けれど、どんなに3人が楽しそうに過ごしていても、次の日にはすべてを忘れてしまう博士。
そう思っただけで、1つ1つのやり取りが急に愛おしく見えてくる。
博士に「この紙に直線を書いて」と言われた家政婦は、
一本の線をひく。
その線には、はじまりと終わりがある。
でも本当の直線は右も左もどこまでも続いていて、それを紙の上に表すことはできない。
その書き表すことのできない長い長ーい線は、目に見えないだけで、心の中にちゃんとある。
博士は、80分しか記憶を保つことができないけれど、
心の中ではどの80分も全部繋がっていて、だから今この瞬間が大事なんだ!
そう訴えかける家政婦の言葉が胸に刺さった。
惜しかったのが、
息子の物分かりが良すぎるところや、80分の切れ目が一切描かれない点。
そしてイマイチ義姉を好きになれなかったところ。
それ以外は、お涙頂戴感も一切なく、
純粋にあたたかい気持ちになれる、これぞ日本の繊細さ、とも言うべき映画でした^^
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あんこ
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自己紹介:
考える力がほしい。本気になれる力がほしい。感性豊かな人になりたい。すべてを包容できる人になりたい。思うばかりでは、叶わない。そんな人間。