ローマの休日

★★★★☆

国語の教科書で読んだ羅生門、今更ながら無性に読みたくなって図書館で借りてみた。

職を失い途方にくれた1人の男が、盗っ人になるか 飢え死にするかを悩んでいた。
盗っ人になる勇気のない男は羅生門で一夜を過ごそうと梯子を登った先に、死人の髪を抜く老婆に出会う。
男はその行為に激しい憎悪を抱き、老婆を追求すると、老婆は「この死体は生前に悪行を働いていたのだから、私が同じような仕打ちをしても許してくれるはずだ」と。
その話を聞いた男の憎悪は、盗っ人になる勇気に変わり、老婆の衣を剥ぎ取って去っていった。

人間のエゴをなんとも分かりやすく描いた話。
悪いことはダメ、と正義感・誇りを持っている人であっても、自身の生き死にが関わると悪を正当化しないといけないこともあるのだろうか。
お金がなくなると人は変わる、とよく言うもので、そんな人を哀れと思うのは、自分が恵まれた環境にいるからなのだと思う。

子どもができてから、ハーフバースデーという概念を知った。
誕生日と言えば１年に１回。
恋人との記念日でさえ毎月お祝いなんてしない。
でも赤ちゃんの時間の流れ方は、私たち大人のそれとは異なるのだ。

赤ちゃんの成長は本当に早い。

生まれたての頃の写真と見比べると、顔つきも体つきも肌の色も全然違う。
サルっとしていたお顔が人間の顔つきになり
体はぷくっと丸く骨がしっかりしてきて
赤黒かった肌は THE 黄色人種に。
沢山お話できるようになり、あーとかうーとか言いながら主張してくるし
動ける範囲も広がり、今や得意の高速寝返り。

私が英語教材をちんたら数百ページ、本を２、３冊読んだだけの半年間で
長女は猛スピードで成長し、色々なことを吸収しているのだ。
やること成すこと、全てが初めての経験。
ものを掴むこと、新幹線に乗ること、食材の１つ１つ、椅子に座ること、外の景色を見ること。
本人が物心ついた頃には記憶に残っていないだろうけど、きっと毎日が新鮮だよね。

そんな私も、母になって半年が経ち、世界の中心は娘になった。
育休のため外のコミュニティと交わる機会が減り、新しい出来事はあまり起きない。
でも長女のめまぐるしい成長にいちいち喜んでいるこの生活が、案外幸せなんだなぁ。
母、と呼ぶにはまだまだ寛容力も包容力もないし、まだまだ甘ちゃんな自分なのだけど
面倒なうんちっちのお世話も、離乳食づくりも、10キロ米俵抱っこの修行も、
さして苦に思わない程に長女を愛しく想うこの気持ちは、日増しに大きくなっている。
可愛すぎて、大好きすぎて、もう片時も離れたくない♡

と、話は脱線したけれど
変化の毎日の節目としてのハーフバースデー。
この半年間、病気もなく、健康にすくすく（まるまる？）と育ってくれてありがとう。
喜びと幸せと、笑顔の毎日でした。
１歳までの６ヶ月、出来ることがまたどんどん増えていくんだろうなぁ。
母は、その瞬間瞬間をしっかり噛みしめていこうと思います。

★★★★☆

結婚式二次会で踊ったバーレスク。
ようやく本物を見ました（笑）

クリスティーナ・アギレラ扮するアリの歌唱力たるや、流石と言わざるを得ないほど圧巻。
ミュージカル好きにはたまらない！

田舎娘のサクセスストーリーがありきたりなんだけど、歌とダンスがあるから飽きずに見ていられる感じ。恋愛要素はちょっとお粗末かしら？

華やかな舞台、官能的なダンス、魅力的な女性たち。
エンターテイメントとしてみる価値あり！

４年間の学連生活を今更振り返ってみて思うこと。

卒部のとき「４年間楽しかったです」ってひとこと言うのに
あんなに声が震えて、涙が出そうになるとは思わなかった。

この部活に入って、楽しいこと、苦しいこと、悔しさ、喜び、出会い、別れ、
いろんな経験をした。
勝つ喜びと、それをはるかにしのぐ数の負ける悔しさを存分に味わった。
不思議だけど、勝ったときより、負けたときの思い出の方が印象に残ってるんだなぁ。

競技ダンスは、どんなに最高のダンスを披露したと思っても負けることはあるし
最悪の体調であっても勝ち進むこともある。
自分の感覚と成績は必ずしも結びつかないのがまた難しい。
「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」とは野村監督の名言だけど
負けには必ず要因があるから、それから目を背けずに向き合わなければならない。
これがまた簡単に越えられない山なのだ。
だからこそ、その山をついつい相手のせいにしてしまいがちだけど、
ふと立ち止まって自身のダンスを省みる謙虚さを学んだ。

競技ダンスではお互いをリーダー、パートナーと呼ぶ。
単純に「男女が一緒に踊る」相手ではなく、一緒に戦う仲間。
戦うのも一緒
勝ったときの喜びも、負けたときの悔しさも一緒に分かち合う。
お互いに支えあい、絶大な勇気を与えてくれる。そんな存在。
むかつくことも沢山あったけど（←笑）
おそらく大学時代を一番長く過ごした彼は、様々な場面で一緒にいて心強かった。

この部活に入って一番のスキルは、人前に出てもへっちゃらな度胸が身についたことかな笑

学連を卒業してからもダンスを続けていたけれど、
娘の命が宿ってからはしばらく小休止。
卒業後のダンスは、仲間とか、学連のときの熱さとはまた違う世界で
それはそれで楽しい。
正解が分からない道をがむしゃらに突き進んでいく感じ。
いつか、この生活が落ち着いたとき、また再開できたらいいな。

3月9日
1ヶ月が経ち、新生児を卒業して乳児にレベルUP！
あっと言う間に成長していくなっちゃん。

1ヶ月健診にて
身長51cm▶︎53cm
体重3158ｇ▶︎4515g（1日約50g増）

お七夜・初節句を迎えました
顔つきがしっかりしてきました。
が髪もふさふさ生えてきて、ツンツン頭のトサカちゃん。
目で物を追うようになりました、特に光とママ。
ちょっとした物音に、手足をビクッとさせています。
手足をバタバタさせて よく動きます。
縦抱きの時は海老反りし、オムツの時はじだんだ踏みます。
お腹はパンパンぽんぽこりん。
出べそちゃんで、赤くジクジク気味。（リンデロン軟膏を塗りぬり）
おっぱいをいっぱい飲み、元気な声でよく泣きます。
華麗に吐き戻しては、たまに飲み込んでいます。
しゃっくりばかりしています。
ゲップはまだ上手く出せません。
うんち（1日1〜2回）おしっこ（1日10〜15回）気持ちよく！
沐浴後のおしっこ率は50%
寝ながら唸り声をあげますが、抱っこするとスヤスヤ気持ち良さそうで甘えん坊さん。
おならの音はいっちょ前に大人並。
生まれたての脱皮が終わり、お肌はすべすべぷるんぷるん。
お顔がまんまるお月さま。二重あごになりました。
体のぷにぷに とっても可愛い♡

みんなから愛されて、幸せ者のなっちゃんです。