本「羅生門」 芥川龍之介
★★★★☆
国語の教科書で読んだ羅生門、今更ながら無性に読みたくなって図書館で借りてみた。
職を失い途方にくれた1人の男が、盗っ人になるか 飢え死にするかを悩んでいた。
盗っ人になる勇気のない男は羅生門で一夜を過ごそうと梯子を登った先に、死人の髪を抜く老婆に出会う。
男はその行為に激しい憎悪を抱き、老婆を追求すると、老婆は「この死体は生前に悪行を働いていたのだから、私が同じような仕打ちをしても許してくれるはずだ」と。
その話を聞いた男の憎悪は、盗っ人になる勇気に変わり、老婆の衣を剥ぎ取って去っていった。
人間のエゴをなんとも分かりやすく描いた話。
悪いことはダメ、と正義感・誇りを持っている人であっても、自身の生き死にが関わると悪を正当化しないといけないこともあるのだろうか。
お金がなくなると人は変わる、とよく言うもので、そんな人を哀れと思うのは、自分が恵まれた環境にいるからなのだと思う。
国語の教科書で読んだ羅生門、今更ながら無性に読みたくなって図書館で借りてみた。
職を失い途方にくれた1人の男が、盗っ人になるか 飢え死にするかを悩んでいた。
盗っ人になる勇気のない男は羅生門で一夜を過ごそうと梯子を登った先に、死人の髪を抜く老婆に出会う。
男はその行為に激しい憎悪を抱き、老婆を追求すると、老婆は「この死体は生前に悪行を働いていたのだから、私が同じような仕打ちをしても許してくれるはずだ」と。
その話を聞いた男の憎悪は、盗っ人になる勇気に変わり、老婆の衣を剥ぎ取って去っていった。
人間のエゴをなんとも分かりやすく描いた話。
悪いことはダメ、と正義感・誇りを持っている人であっても、自身の生き死にが関わると悪を正当化しないといけないこともあるのだろうか。
お金がなくなると人は変わる、とよく言うもので、そんな人を哀れと思うのは、自分が恵まれた環境にいるからなのだと思う。
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考える力がほしい。本気になれる力がほしい。感性豊かな人になりたい。すべてを包容できる人になりたい。思うばかりでは、叶わない。そんな人間。