将来
やりたいこと。
やらなければならないこと。
ただ漠然と、ただぼーっと考えてるだけじゃ
何も進まない。
大学の先生に将来についての相談をしに行った。
今までおぼろげだったものが、ハッキリしたものとなった。
というより現実を突きつけられたカンジかな(笑)
もう大学生活の半分が過ぎた。
保健師
厚生労働省
看護師
そして医学部への編入
ちょっとずつ先が見えてきた。
ちょっとずつ動き始めた。
自分には無限の可能性があるんだ。
下手なプライドは捨てて、今はがむしゃらに頑張りたい。
大学生の今しかできないことがあるから。
まだ大学生活は半分残ってる。
よし、やったるぞー!!
負けるなワタシ!!
実習オワタ!
長いようで短い。
この言葉を本当に実感した4日間だった。
ホントは2日目3日目のことも詳しく書こうと思ったけど
だから総まとめ的なカンジでつらつら書いていこうかと。
「4日間の病院実習」
ぶっちゃけ得たものが多すぎてここには書ききれない。
たかが4日間。されど4日間。
ぐんと成長できた気がする。
私が担当した患者さんは左半身麻痺の方だったが、
リハビリの時、一生懸命左手足を動かそうと頑張っている彼女を見て
心の底からガンバレガンバレって応援した。
彼女が自分の力で体を起こせた時、患者さんが私にピースをした。
万遍の笑顔で、すごく嬉しそうに。
看護師さんの仕事はすごく大変だけど
こういう患者さんの笑顔があるからこそ頑張れるのかな。
患者さんとお話してる最中のちょっとした一言
「入院してからお風呂に入っていないから頭がかゆいの」
それを聞いて、洗髪の援助を次の日の看護計画に組み込んだ。
洗髪の援助後、「ありがとう」と言われた。
この言葉が私の心にずっしり響いた。
ありがとう
ああ、こういう積み重ねで信頼関係が築かれていくんだ・・・。
看護師さんは日常的な援助の際
手を動かしながら患者を観察し話をし
肉体面と精神面のケアをいっぺんにしていた。
それだけではなく、患者さんが安全に安楽に過ごせるための配慮を欠かさなかった。
さすがプロのナース。
この4日間でそうなれ、なんて誰も言わないし、無理なことだ。
でも看護師のあるべき姿を身をもって感じれた事は、大きな収穫だった。
あっという間の4日間。
患者さんに何かケアをしなければ、と焦っていた4日間。
でも
ケアだけでなく、患者さんの気持ちを受け止め、そばに寄り添うことも看護の1つなのだと知った。
自分ができるかどうかじゃない。その患者さんにとって必要なものは何か、が大切なんだ。
私の担当患者さんだったおばあちゃんのこと
絶対に絶対に忘れない。
おばあちゃん ありがとね
病院実習
あと2日も続くよー。
1日目
とにかくとまどった。緊張した。
だって今まで授業で習った看護技術と、臨床での看護技術は
全然違ったんだもの。
授業での技術は、健康体な自分たちが患者役だった。
でも今回、対病人ということでリスクも違えば症状の重さも違う。
これまで先生に「この援助をしてください」と言われて行っていたけど
臨床では患者さん1人1人のニーズを考えながら
何が患者さんにとって優先されるべき援助なのかを判断して
自分で計画し、実行しなければならない。
教科書どおりにやるだけではダメなのだ。
臨機応変に対処していかなければならないのだ。
すごくすごく大変なことだった。
また私の担当患者さんはベッド上での生活を強いられていた。
排泄も清拭もベッドの上。
ストレスやイライラが募っているだろうなと思いながら
初対面ということで、患者さんの情報収集をするために
たくさん話をする時間を設けた。
疲れたからもう寝る、と言われ
病室から出て行ってくれと暗に意味されたこともあったが(涙)
これまでの病歴・家族のこと・精神的なこと・病気への認識など
様々なことを話した。
カルテには記載されていないことが聞けたり、
患者が必要としていることが分かったり、
信頼関係を築く第一歩となったり。
コミュニケーション・情報収集の重要性を痛感した。
1日目は援助にいっぱいいっぱいで
援助中の情報収集はおろか、声かけすらできなかった。
明日からは患者目線での援助をしていこうと決意した。
1日目終了にして、ものすごい疲労感。
あと3日間やっていけるのだろうか・・・と不安になった。
患者さんとのかかわり
植物状態患者さんと呼ばれる人とのかかわり。
今日の講義はとても興味深い内容・・・というか衝撃を受けた内容だった。
植物状態。
一見意識が清明であるように開眼するが、外的刺激に対する反応あるいは認識などの精神活動が認められず、外界とのコミュニケーションをはかることができない状態(Jennett&Plum.1972)
ビデオで植物状態の人を見た時
人形みたいだと感じた。
声をかけても反応しない。
顔を覗き込んでも視線が合わない。
表情が変わることも、ピクリと動くこともない。
そんな患者さんに、まるで会話しているかのように話しかける看護師の姿に、まず驚いた。
昔アメリカでナンシーさんという植物状態の患者さんに対して
「心がなく、生きている意味がない」
という理由で延命治療停止の判決がくだった。
ナンシーさんは数日後に息をひきとった。
本当に彼女には心がなかったのだろうか?
本当に生きている意味がなかったのだろうか?
それは私たちの認識次第で、如何様にもなる。
私が植物状態の人だと思ってその方と接するから、その人は植物状態なるし、
私が1人の人間としてその方と接するから、その人は生きている人間になる。
それを聞いたとき、私はショックを受けた。
あたしビデオ見た時なんて思った?
人形みたいって思ったよね?
見た瞬間からそんなこと決め付けて、その人を人形にしてしまっている私。
ああ・・・最低だな。
まだ実習が始まっていなくて本当に良かった。
ユミさん、大切なことを教えてくれてありがとうございます。
実習では、患者さんを生きて生活している人として接していきたい。
他社とのかかわりの中にある存在として。
外側と内側の両方から理解していきたい。
注射
アルコール消毒綿花で肌がかぶれる女です。
人に初めて注射なるものを打った。
刺した!押した!抜いた!の三段活用。
緊張するねー。やばいのなんのって。
だって神経損傷、血管破損の恐れアリなんだよ!?
だってあたし達、注射打つの今日が始めてなんだよ!?
「あの看護師さん、注射下手だからイヤだわー」なんて
陰口叩かれるナースの何百倍も下手なんだよ!?
そりゃ緊張もしますってー。
いつも注射を打ってる医師や看護師は、
何の表情も変えずにささっと注射してしまう。
不安なのは患者で、看護師はただ打つだけ。
今までそう思っていたけれど
注射を打つことがすごく大変だというコトを
この身をもって思い知った。
刺す瞬間、若干手が震えた。
あーコレが人を刺す感覚かー。
ドキドキした。
や、目覚めなかったよ!笑
別に快感とか感じちゃいないよ!笑
ただ思ったよりもスムーズに針が刺入され、ずぶずぶ入っていってびっくりした。
あたし不器用だから、患者役の子可哀相だった(笑
ごめんね、刺してる途中に針動かして。
あんなに抜き差ししたら、そりゃ痛いわなー。
明日から採血の実習。
私の患者役の人、乙!
とかなんとか言ってる間に
失敗しないよう勉強しろよってハナシ(笑
今から採血の予習します。
明日も頑張ります。