患者さんとのかかわり
植物状態患者さんと呼ばれる人とのかかわり。
今日の講義はとても興味深い内容・・・というか衝撃を受けた内容だった。
植物状態。
一見意識が清明であるように開眼するが、外的刺激に対する反応あるいは認識などの精神活動が認められず、外界とのコミュニケーションをはかることができない状態(Jennett&Plum.1972)
ビデオで植物状態の人を見た時
人形みたいだと感じた。
声をかけても反応しない。
顔を覗き込んでも視線が合わない。
表情が変わることも、ピクリと動くこともない。
そんな患者さんに、まるで会話しているかのように話しかける看護師の姿に、まず驚いた。
昔アメリカでナンシーさんという植物状態の患者さんに対して
「心がなく、生きている意味がない」
という理由で延命治療停止の判決がくだった。
ナンシーさんは数日後に息をひきとった。
本当に彼女には心がなかったのだろうか?
本当に生きている意味がなかったのだろうか?
それは私たちの認識次第で、如何様にもなる。
私が植物状態の人だと思ってその方と接するから、その人は植物状態なるし、
私が1人の人間としてその方と接するから、その人は生きている人間になる。
それを聞いたとき、私はショックを受けた。
あたしビデオ見た時なんて思った?
人形みたいって思ったよね?
見た瞬間からそんなこと決め付けて、その人を人形にしてしまっている私。
ああ・・・最低だな。
まだ実習が始まっていなくて本当に良かった。
ユミさん、大切なことを教えてくれてありがとうございます。
実習では、患者さんを生きて生活している人として接していきたい。
他社とのかかわりの中にある存在として。
外側と内側の両方から理解していきたい。
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