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看護実習その2

まだまだ続くよ。



婦人科の外科実習。

採血を何回かしたけど、結構手際よくできて良かったー。

子宮頚がんで、術後6日目から関わった患者さんと、

子宮がんで、不安のかなり強い患者さんを受け持った。

急性期は、患者さんの状態が日々変化していくから、

患者さんの半歩先を歩かなければならなかった。

看護問題を挙げて、目標と計画を立てて実施していくが、

優先順位もどんどん変わっていく。

計画の修正が大変だった。

ここで一番学んだことは、不安への介入。

理論を参考にしながら、患者さんの不安がどの段階であるかを見極めること、

関わり方の幅をもつこと、

そして共感することが大事なのだ。

外科実習最終日、挨拶にいったら、

患者さんが涙を流して「ありがとうございました」と言ってくださった。

看護学生の身分で、できなかったことの方が多かったけれど、

それでも自分がいたことに、意味があったのかなって、思えた。



引き続き、母性で産科に行った。

赤ちゃんが可愛すぎて身悶えた。

母乳を飲ませようと頑張ったり、毎日記録をつける、やさしいお母さんと、

ちょっとヤンキーっぽいけど、赤ちゃんをすごく大事に想ってるお母さんを受け持った。

悪いところばかりを見るのではなく、

良い面を見つけて、それを促進させる、ウェルネスの考え方を学んだ。

沐浴とか、授乳とか、おむつ交換とか、もう完璧だね。

これで子ども生まれても安心だわ(笑)

一番印象に残ったのはお産の見学。

すごく苦しそうに辛そうに「痛い痛い」というお母さん。

そして狭い産道を通って外の世界に飛び出した赤ちゃん。

赤ちゃんの顔を見たお母さんの、あの何とも言えない表情。

親子の愛と、生命の神秘を感じた。



最後に精神科実習。

双極性障害で躁状態の患者さんを受け持った。

精神科というと、どこか暗いイメージがあったけど、

思っていたより明るかった。

あえて距離をとること、

何もしていないように見えるけど、それも看護の1つだということを知った。

患者のペースや疾患を理解して関わること、

直接的な言語に頼らない重要性、

そして患者さんをアセスメントする時に、必ず自分の主観がはいってしまうので、

自分の特徴や性格、特性を知ることが大事だと学んだ。



グランドフィナーレを迎えてしまった共和国。

今思うと、この1年間の実習、

表面だけ取り繕いながらやってきたかなーなんて思うけど、

こうして振り返ってみると、

1つ1つの実習でたくさんのことを学んでいたんだね。

その時の自分は精一杯やっていたんだ。

患者さん1人1人の顔や、会話の内容とか場面とか、

まだ鮮明に覚えてる。

それだけ、自分にとって患者さんは、大切な存在だったってコトなのかな。



私、保健学科看護学専攻で良かった。

実習を通して、

他の学科では学べない、人間としてとても大切なことを学ぶことができたから。



清拭、陰部洗浄、沐浴、点滴、採血、

移乗の介助、バイタル測定、洗髪、寝衣交換、

いろんな看護技術を習得したけど、それだけじゃなくって、

コミュニケーションの方法とか、記録の書き方とか

不安への介入とか、観察力とか、情報収集力とか

そういうスキルも身につけることができた。

あとグループダイナミクスね(笑)



少しは成長、できた気がする。



病院、

カンファレンスルームとロッカー、

ナース服、

ナースシューズ、

聴診器、



1年間、一緒に頑張ってくれて、ありがとう。
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自己紹介:
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