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看護実習

ありきたりな言葉だけど、これが一番当てはまる。

長いようで短かった1年間。



去年の10月。実習グループが決まる。

どうやら2Gらしい。

仲のいい子もいれば、少ししか話したことのない子もいる10人グループ。

1週間後、早速懇親会飲みをして

グループ名を「~~~~~~共和国」とした。

なんて陽気なグループなんだろう(笑)



11月、初めての実習は小児科だった。

白血病の中国の子供を受け持った。

抗がん剤の投与や、ルンバールを何度も何度も経験してきた、強い子。

いつもおもちゃで遊んで遊んでとせがまれた。

睡眠時間2,3時間で書いた毎日の記録を、

先生に「全然ダメ、分かってない」と言われ、ガチでヘコむ。

記録で一番しんどかったのは小児かもしれない。

でも共和国のみんながいたから頑張れた。

小児は特に発達段階を踏まえて関わった。

また、疾患に捉われすぎて、

個別性を意識した看護を展開できなかった自分に気付いた。



12月、老健施設で老年実習。

骨粗鬆症で膀胱炎があり、変形性関節症をもったおばあさんを受け持った。

同じ話を繰り返す患者さんの話をうんうんと聞きながら、ゆっくり時間が流れていった。

おしゃれ心を忘れないおばあちゃんと、一緒に歌を歌った。

ここでは、看護師と介護士と理学療法士と作業療法士など、さまざまな職種の連携を学んだ。

老年期の患者さんにとって大事なのは、「その人らしく過ごせる」こと。

そんな看護を提供するためには、

チームとしてどう関わっていくかを皆で共有することが必要であると学べた。

そして実習とは関係ないが、プレゼン能力を身につけなければ、と痛感した。



1月、地域実習で保健センターへ行く。

中絶歴のある19歳のお母さんのもとへ家庭訪問したり、

グループの皆で健康教育をしたり、

乳幼児健診で問診をとったり、

地域踏査で赤バスに乗ってぐるぐる回ったり。

この実習が一番楽しかったし、生き生きしている自分がいた。

対象者は、大人から赤ちゃんまで、疾患をもった方から健康な方まで、

その地域に住む人全員。

保健師はどの職業よりも、たくさんの人と深く関わることのできる職業だと感じた。

この時初めて保健師という職業に憧れた。

再編成された5人で、グループダイナミクスを発揮しまくった。



5月から怒涛の8週連続実習。

もうね、疲労困憊で死んだ(笑)



まず消化器内科。

肝がんの男性を2人受け持った。

お酒を隠れて飲んだり、病院食は全然食べずに隠れて持ち込んだご飯を食べる患者方と、

自分で肝がんについて調べて、色々試されているセルフケア能力ばっちりな、ちょっと気難しそうな人。

豚さんのせいで、患者さんと関われた時間は短かった。

慢性期の患者さんは、生涯ずっと、疾患と付き合っていかなければならない。

だから、退院後の生活に重点をおいて関わった。

患者さんの知識や能力はどのくらいなのか、今までどんな生活を送ってきたのか、

これからどんな生活を送りたいのか、を情報収集し、

疾患との兼ね合いを考えながら退院指導する。

パンフレット作成、頑張ったよなーほんと。

ただ指導するだけじゃなくて、それが理解できたか評価することも大事。

そして。

なんでもかんでも「できた」と評価してしまう自分の傾向に気付き、猛反省。

そういえば、ひどいSLに遭遇して、実習中倒れることもあったなぁ(笑)



続きはまた今度。
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