ローマの休日

雪・・・積もった！！

ここホントに大阪ですか？本気？マジ？

って疑うくらい大粒の雪が降っている。


服や鼻のあたまにそっと舞い落ちるカキ氷

白い床に鮮明に残る自分の足あと

植物たちの上にのっかる白い綿


どれもこれも私には新鮮な光景だった。


わたしは今日という日をきっと忘れない。

だって今日は大切な人とお別れをした日だから。

多分、これから大雪が降ったときは

いつもその人のこと思い出すんだろうな。


なんだろう、このやりきれない感じ。

自分から別れようって言っておきながら

後悔してる自分がいる。

今日ちゃんと話をして

彼の気持ちが痛いほど伝わってきて

彼の優しさが

私の最低な心を包んでくれた。

これで良かったの？

・・・うん、これで良かったんだ。

きっと、そう。


雪を見るたびにあなたのことを思い出す。

そしたら

あなたとのステキな思い出は

その雪の中に閉じ込めてしまおう。

いつかその雪は溶けて消えてなくなっちゃう。

一緒に思い出も消えてくれたら、淋しくなくなるでしょ？

キラキラした思い出たちがフラッシュバックしたら

涙が止まらなくなる。

一緒に思い出も消えてくれたら、涙流さなくて済むでしょ？


思い出が消えてほしいなんて日記

彼が読んだら悲しむだろうな。

でもね。

消えてほしいけど、ホントは消えてほしくない大事な思い出なんだよ。

いつになったら、笑ってその思い出を思い返せるようになるんだろうか。

まだまだ時間がかかりそうです。