無題
昨日は、ただただ信じられなかった。
信じたくなかった。
この知らせを聞かなければ、明日も明後日もしばらくは彼と会うことなく、
何も感じることなく日々を過ごしてたハズ。
「死ぬ」って、こういうことなんだ。
お通夜に行きたくなかった。
自分の中で現実になるのが怖かったから。
昨日の夜は、全く寝つけなかった。
今日、お通夜に参列した。
お焼香に間に合って本当に良かった。
ふと顔をあげたら、遺影の中で屈託なく笑う彼がいて、
目頭がじーんと熱くなって、その場にいるのが辛くなって、すぐ席に戻った。
子どもみたいな君の笑顔は、印象的だ。
間もなくして、棺の中に眠る彼に会った。
今までの思い出がうわっと流れて、それと同時に涙があふれて止まらなかった。
一緒に連盟理事になって仕事して、ちょっと頼りないけど心やさしい君。
試合の度に顔を合わせて応援し合って、
全日会議で九州に行って、夜はダンスや恋愛について語り合って、
ダンパが中止になって、会議した後カラオケ行って意外な一面を見て、
卒業旅行でおバカな飲み会してたくさん笑って・・・
たくさんの思い出がありすぎるんだ。
君は、大好きなお菓子や漫画やコーラに囲まれて、
そしてたくさんの人に想われて、安らかに目を閉じていた。
脳裏に焼き付いて離れない。
消化不良。
理事が全員集まることなんて滅多になくて、でも今日は彼のために全員が揃った。
11人揃って、君が喜んでる気がしたよ。
人って簡単に死んじゃうんだね。
いつ誰がいなくなるかなんて、神様にしか分からない。
だから、誰かと一緒にいる時間を、その幸せを噛みしめながら過ごしたい。
君と一緒に仕事ができて、
ダンスを通して君に出会えて、
本当に良かった。
今までありがとう。
これからも、きっと、理事で集まったら君の話、すると思う。
忘れないよ。
ずっとずっと。
帰りは理事の子と一緒だったから
この行き場のない気持ちが和らいでたけど、
今1人になって、息苦しくてたまらない。
早く時間が過ぎてしまえばいいのに。
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