無題
昨日の早朝。
父親からの電話で、私は目覚めた。
「おじいちゃんが集中治療室に運ばれた」
頭の中が真っ白になった。
とにかく病院へ行かなきゃ
辿り着いた先に、うつろな目でICUのベッドに横たわるおじいちゃんがいた。
生きたおじいちゃんの姿を見て安心したのと
チューブにつながれたおじいちゃんを見て悲しくなったのとで
涙が一気に溢れ出た。
次に目に飛び込んできたのはおばあちゃん。
おじいちゃんの傍らで目に涙をためて
「大丈夫だよ大丈夫だよ」と声をかけていた。
まもなくして静岡からやって来た父親が到着した。
父と祖母と私がそろったところで、医師に話がある、と呼び出された。
おじいちゃんは、いつ意識がなくなるか分からない状態。
その時のために、延命治療を続けるか否か、家族の意思を決定してほしいとのこと。
看護の授業で何度も取り上げられた終末期医療のケア。
まさか自分の身内への判断が迫られているなんてね、その時は思いもしなかった。
苦しい思いをしてまで延命治療を続けたくはない
これが、私たち家族が下した決断だった。
また涙が出た
一番泣きたいのは、おじいちゃんとおばあちゃんなのに
私、弱い人間だなあ
面会時間の終わりが迫っていたので、おじいちゃんのもとへ戻り、手を握った。
そしたら
おじいちゃんも、ぎゅっと私の手を握ってくれた。
ちょっと冷たかったおじいちゃんの手は、とても力強かった。
知らない部屋で、いろんなチューブにつながれ、
絶飲絶食のおじいちゃん。
苦しいだろうな。
おなかすいてるだろうな。
おばあちゃんに会いたいだろうな。
ちゃんと眠れてるかな。
いつも一緒にいたおじいちゃんがいなくなり、家に一人になったおばあちゃん。
淋しいだろうな。
おじいちゃんのこと、心配だろうな。
2人のことを考えただけで、胸が締め付けられる。
ついこのあいだ、大好きだった人と別れて、泣いて、淋しくて死にそうで。
次の日におじいちゃんが倒れて、泣いて。
生理始まったばっかりでしんどいし。
明日テストなのに、この2日バタバタしてて勉強する時間全然なかったし。
(コレは私の責任だよね 笑)
なんだかすごくしんどい
最悪なことばっかり
夜も眠れないし ご飯も喉通らないし やる気もなんも起こらない
しんどい
誰かに頼りたいけど、強がってしまうんだよねーこれが
ホントしんどいなあ
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無題
本当におつかれさま。
なんていうか、しんどいときはしんどいって言っていいじゃないかな?
きっとアンちゃんの身近に居る人たちも頼って欲しいと思うことがあると思うよ。
・・・って学生時代から粋がってばかりで、30過ぎてやっと友に頼ることを覚えた私が何言ってるんだか!
でも、もっと早くこのスキルを身につけておくんだった、ってよく思うんだな~。
強がれるのは若さの特権かもしれないとも思うから、もちろん今のアンちゃん、応援してます。
時々はゆっくり休んでね。
無題
- アン
- 2008/05/27(Tue)23:42:09
- 編集
のノのさんのお言葉、すごく心に沁みました

友達が悩んでるときは「何でも言って!」とか「相談にのるから!」って思うのに、いざ自分が誰かに頼るってなると、なかなか頼れないんですよね、コレが^^;
のノのさんのコメント読んで
頑張ろうって思いました!
ありがとうです☆
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