ローマの休日

後悔はしていない。

でも、失ったものはおっきい。



そのことを伝えた時は一方的に拒絶されて心が痛かった。

そこまでする？なんなの？って、ちょっと怒りも湧き起こったり。

もう話すこともないって言われたけど、このままでいたくないって思った。

その子を失いたくなかったし、その子ｇ多くのものを失うのも見たくなかった。



私のお願いに、彼女は嫌いな私のために時間を割いてくれた。

ありがとう。

思いの外その子は冷静で、普通にお話ししてくれた。

自分の気持ちを全部話したし、彼女の想いも全部聞いた。

話してみて思ったことは、やっぱり私が全部悪いってこと。

話したところで、私のしたことは変わらない。

友達のプライドや自信を踏みにじった。

「友達の気持ち」より「自分の気持ち」を選んだ。

その子の大事なものを全部奪った。

私はその子の立場に立ったことがないから全部気持ちを理解するなんてできないけれど

痛みがおっきいことくらいはわかる。

周りはそんな風に思わないから、それ絶対被害妄想だから、って言いたいけれど

その子が嫌な想いをするのなら、それが真実。



本当に、本当に、本当に、ごめんなさい。



もう二度と会うことも、話すことも、メールすることさえもできない。

あたしのワガママは一生許してもらえることはない。

それが私の選んだ道。

誰かの犠牲に成り立った今だということを心に刻んで、

今を精いっぱい頑張る。